海外赴任や留学、ワーキングホリデーなどの予定がある人の中には、スマホ(携帯)を一時休止するか悩む方もいるかと思います。私は中国へ来る直前、日本で使っていたauのスマホを一時休止する手続きをしてきました。
しかし、いつ再開するか分からないものに維持費を払い続けるのはやめようと思い、一時帰国中に解約しました。そこで、一時休止のメリット・デメリットや維持費、解約を決めた理由をまとめました。「一時休止から解約」という珍しいケースですが、参考になれば幸いです。
この記事の目次
すでに格安スマホの方へ
お金に関する考え方についてこんな記事も書いています。すでに格安スマホへ移行した方や一時休止の予定のない方は、
一時休止をするメリット
一時休止をする主なメリットは3つです。
- 帰国後に再利用したときも電話番号とメールアドレスが同じ(5年間保管できる)
- 再利用するとのときの手数料が無料
- 解約料が保留される
出国前の自分にとって、当時はこれらのメリットはとても大きく感じられました。
一時休止をするデメリット
- 維持費(保管料)がかかる
思いつくデメリットはこれくらいなのですが、これをどう考えるかが大切だと思います。塵も積もれば山となりますよね…
一時休止中(維持)の費用
月額405円を口座振替で支払います。例えば2年間一時休止した場合、費用の面で解約どちらがお得なのか考えます。
保管料
405円×24カ月=9720円
auの契約解除料
9500+税金=10260円
つまり、一時休止の期間が25カ月(2年1か月)になると、維持費(保管料)が解約料を上回ります。支払い額だけに着目すると、私は2年以上一時休止をしていたので、出国前に解約したほうがお得だったということになります。
auの解約を決めた理由
解約を決めた理由は3つあります。
1.番号・Eメールアドレスを保持する重要な理由がない
長く使用してきた電話番号・Eメールアドレスなので、変えないほうが楽だと何となく思ってきたのと、愛着がありました。
しかしその番号・Eメールアドレスは現在どこにも登録しておらず、銀行などに登録しているのは実家の電話番号です。また、これまでに一時帰国中に再開して使用したこともありません。
2.格安スマホが普及している
格安スマホの存在はとても大きいです。これだけ格安スマホが普及している現在、帰国後も同じ携帯電話会社を使うのか?という疑問がありました。
3.管理の手間がなくなる
解約すれば、保管料が口座からきちんと支払われているかを確認する手間も省くことができます。
auの解約にかかる費用
auのホームページには、加入年数が11年目以降で「誰でも割」と「家族割」に加入している場合は解約金が3,000円(税抜き)になると書かれています。
auショップの方に確認したところ、私は加入年数が約9年だったので残念ながら10260円(税込み)の解約料を支払いました。ただ、休止している間も自分の情報が保持されているという安心感もあったので、これはこれで無駄ではなかったと思っています。
なお、auIDは解約とともに自動で削除されるわけではないので、ログインして自分で退会しました。
今後(帰国後)やること
帰国後に知人・友人に新しい連絡先を教える必要がありますが、その程度の手間なら問題ないと考えています。
この連絡作業を負担に感じないのなら、解約しても良いと思います。私は帰国後に新しいスマホや契約先を探すのが楽しみです!
おわりに:維持費は塵も積もれば山となる
この件で、スマホに限らず物全般の維持費に関して考えさせられました。使う時期がはっきり決まっていないものに維持費を支払うことは今後控えたいと思いました。
今回の解約で約2年半ぶりにauショップへ行ったのですが、休日のお昼過ぎにも関わらず待ち時間はありませんでした。昔はいつも混み合っていて待ち時間も長かったので、ちょっと意外でした。これも格安スマホの影響?なんて思いました。