杭州観光2日目の旅行記です。この日のメインは西湖の西側にある中国茶葉博物館です。中国茶の歴史・文化に触れたり、中国のお茶と日本のつながりを知ることができました。
杭州観光1日目の記事はこちらです。
この記事の目次
杭州はお茶が有名
2日目は朝から雨が降っていたため、小雨になるのを待って10時頃にホテルを出発しました。タクシーで20分ほどの龙井(龍井、ロンジン)にある中国茶叶博物馆(中国茶葉博物館)へ向かいます。
前日と同じく、このときの運転手さんも結構話しかけてくる人でした。向かうのは龙井茶(龍井茶)で有名なエリアです。龙井茶の値段の相場を訪ねると、「1斤で1000元くらいだよ。」とのこと。
中国では1斤=500g。つまり500g=1000元(≒16000円)くらいするのだそうです。「質を落とすと1斤500元くらいだよ」と言われましたが、それでも値段としては高いですよね。龙井茶(龍井茶)は高級品であることが分かりました。
中国茶叶博物馆(中国茶葉博物館)
ここでは、中国茶の歴史・文化に触れることができます。(入館無料)一部を紹介します。
茶器
華やかなデザインの茶器。贅沢な気分でお茶を飲めそうです。
中国茶と日本のつながり
最澄がお茶の種を、空海がお茶の種と石臼を唐から持ち帰ったと書かれていました。他のパネルでは、臨済宗の開祖である栄西の「喫茶養生記」(お茶の専門書)について触れていました。
中国茶は種類が豊富
中国茶の茶葉が、品種ごとに展示されています。茶葉の形や色が種類によって全く違います。製茶の工程や、地域・民族の違いによる飲み方の違いの紹介もあります。
お茶の包装紙
昔のお茶の包装紙です。中国らしい色使いで鮮やかですね。
昔使われていた茶揉み機に、実際に触ることができます。小さい子たちが一生懸命動かしているのがかわいいです。
ものすごいスピードで動かしているのが、子供たちのブレ具合から伝わるでしょうか?笑
川の水がきれいでした。
館内の警備員のおじさんが「日本人?無料の試飲ができるところがあるよ~」と教えてくれたのですが、行きのタクシーで聞いた茶葉500gで1000元(≒16000円)が頭に残っていたため、「試飲しても買わないかな…」と思い、試飲はしませんでした(笑)
公式サイトはこちらです→中国茶叶博物馆
茶畑の景色を見てなごむ
博物館の周辺には、龙井茶(龍井茶)を栽培する茶畑が広がっています。茶畑の脇を散歩しました。
結構高い場所まで段々畑がずっと続いています。 杭州に来たら茶畑を見たいと思っていたので、この景色を見れたのが嬉しかったです。霞んでいるのは、霧のせいだと思います(多分)。
博物館と茶畑で2時間半ほど過ごし、再びタクシーで街中へ戻ることに。出発が朝10時と遅めだったため、ショッピングビル内で軽くランチを食べて帰宅することにしました。
高铁の駅で3時間待機
人人人!
高铁(新幹線)に乗って帰宅します。しかし、ここで最大のミスをしました。帰りのチケットは帰る間際に買えばいいか、と甘く見ていました。大型連休でもないのにこの混雑状況です。中国は公共の交通機関が安いので、みんな気軽に使えるんですよね。
チケットを購入しようとスマホを見ると、夕方出発のチケットがほぼ売り切れていました。残数が減っていくのがリアルタイムで分かります。
結局、マックでコーヒーを飲みながら発車の時間まで3時間近く待つことに。次は帰りのチケットも購入しようと思います。
乗車時間の方が短かった…
おわりに:杭州の魅力を感じた旅でした
今回杭州で観光したスポットは、このエリア内です。ホテルから茶葉博物館までがタクシーで約20分なので、狭いエリアを廻る感じでした。
西湖の東側はブランドショップが入るビルがあるなど、街中です。それに対して西湖の西側は、紹介した茶畑があるように、緑が広がっています。G20杭州サミットが開かれたためか、街中や観光スポットは整備されていてきれいでした。
最後に高铁構内のマックで3時間もつぶすことになるとは思ってもいませんでしたが、これも含めて楽しい旅行でした。
私が感じた中国の魅力を今後も少しずつ書きたいと思います。